日大再回答で関学大が会見(全文2)監督会見は本当の責任を曖昧にしている
問題の試合から20日たっても真相究明されない原因は?
TBSテレビ:TBSテレビ『ビビット』の上路と申します。よろしくお願いします。前回の会見の際にとにかく関学側として一番望んでいることは真相の究明であるというお話をされていました。実際の試合からもう20日たっているわけですけれども、この20日間たってもいまだに真相がまったく明らかにならないことについてどう思われているのか。さらに明らかにならない原因、問題はどの辺りにあるというふうにお考えになっているのかをお聞かせください。 小野:今もわれわれにとって真相の究明っていうのが大事だと思っております。今の段階では直接の、日大DLの話していることと、あるいはそれは弁護士が付いている陳述書と、それからこの再回答書、あるいは内田監督、井上コーチがした記者会見の内容というのは、乖離しているということになります。そのどちらが正しいのかということについては、われわれのところで調査をすることはやはり難しいと考えておりますので、書かれているとおり、日大の第三者委員会か関東学生連盟の規律委員会が今、調べていただいているというところなので、そこがまた判断をしていただく。さらには、最終的には捜査機関の捜査に委ねるということになる状況に今はあるのかなというふうに思っております。 TBSテレビ:やはり一番の問題は日大側のあの対応であったというふうにもお考えですか。 小野:今の段階では主張が食い違っていると思いますので、どちらかということについては個人的な印象を話すことしかできませんけども、そこについてはさらにまさしくいろんな形で真実を、明らかになってくるような動きが進んでいっていただきたいというふうにわれわれは考えています。 TBSテレビ:監督も一言いただいてよろしいでしょうか。20日たっても真相が究明されないということについてまず、率直にどのような感想をお持ちなのか。 鳥内:やはりあのプレー自体の、あってはならないプレーという認識が、われわれとちょっと認識が違うのかなと。あと、日大DLのほうが記者会見したように、井上コーチもはっきり真実を語ってほしいなと思います。 TBSテレビ:今の発言から、井上コーチは本当のことを語られていないという印象がとても強いということですか。 鳥内:あの会見を見る限り、私とすればそういう印象を受けました。 TBSテレビ:すいません、もう1点だけ、最後に申し訳ありません。定期戦は十分な信頼関係を取り戻すまで中止するという表記がございますが、この十分な信頼関係というのはどういった結果がもたらされたら十分な信頼関係が取り戻せるというふうにお考えなんでしょうか。 小野:これも具体的にこれとこれがというところを明示することはできないと思いますけれども、やはりまず第一にこういうような行為が、いったいなぜ起きたのかという真相の究明と、こういうことが起きるということをいったい誰がどこまで知っていたのかということ。そしてその責任が明確になって、二度と起こらないということを確信できるような状態になるっていうことが大事だというふうに思っております。 TBSテレビ:ありがとうございます。