フォーブスが選ぶ「世界最高の投資家」2024年版に初登場の6人
つづいて3名を紹介
また、TikTokの経営陣とアプリの禁止の可能性について話し合ったという彼女は、TikTokが米国での事業の継続を望んでいると語った。「北京では、一般の人々に話を聞くと、誰もがTikTokがグローバルブランドとして生き残ってくれることを願っています」と彼女は述べている。 ■ジャスティン・ニュウ(IDGキャピタル) 同じく北京を拠点とするIDGキャピタルのパートナーのジャスティン・ニュウ(45)も今年初めてこのリストに選ばれた。彼は、企業向けデータサービスDEEPEXIのエンジェルラウンドを主導し、一部が国有のAIスタートアップSenseTime(センスタイム)やAI企業プロバイダーのEverstring(2020年に5億7500 万ドルでZoomInfoに買収)との取引に関わった。ニュウは、2007年にIDGに入社する前は、マッキンゼー・アンド・カンパニーで企業戦略と市場参入のコンサルタントとして勤務していた。 ■ケビン・スペイン(エマージェンス・キャピタル) エマージェンス・キャピタルのケビン・スペイン(52)は、時価総額が52億ドルの医療従事者向けモバイルプラットフォームのDoximity(ドキシミティ)や、評価額が40億ドルのクラウドバンキングサービスBlend(ブレンド)などへの大きな賭けを成功させて、初めてこのリストに選ばれた。 彼は、2006年にエマージェンスに入社する前に、1998 年にマーケティング会社AtMadisonを設立し、ドットコムブームに乗ったが、やがてその崩壊の犠牲となっていた。彼はその後、マイクロソフトに入社し、エレクトロニック・アーツのオンラインゲーム事業の立ち上げに携わっていた。 ■ジェレミー・フィリップス(スパーク・キャピタル) スパーク・キャピタルのゼネラルパートナーのジェレミー・フィリップス(51)は、ペイパルの共同創設者のマックス・レブチンが設立した、時価総額94億ドルの後払いの決済サービス会社Affirm(アファーム)への投資が評価され、今回初めてリスト入りした。彼は、旅行大手のトリップアドバイザーの取締役も務めている。 オーストラリア出身のフィリップスは、ニューヨークのニューズ・コーポレーションで企業戦略と買収を担当した後、投資の世界に飛び込み、スパーク・キャピタルに入社した。彼は、コロンビア・ビジネス・スクールで非常勤講師としてデジタル投資の講座も担当している。
Richard Nieva