結いスクエアに大書 良い年願い水引の蛇も 飯田風越高校書道部【長野県飯田市】
長野県飯田市東和町の丘の上結いスクエアに、飯田風越高校書道部6人が制作した新年を祝う大型作品が展示され、来館者の目を引いている。 幅5メートル、高さ3メートルの作品で、1階入り口近くのエントランスの壁に展示。結いスクエアを管理する飯田駅前プラザ(同市東和町)が来館者への新年のあいさつとして依頼した。 赤い墨で大きく書いた「賀春」を中央に配置。その下には水引をイメージした蛇を描き、色は結いスクエアのロゴマークに合わせた。生徒のアイデアで松も描いた。 12月中旬に1週間かけて制作。同施設で書の大型作品を展示するのは初めてという。同校2年の部長(17)は「結いスクエアは友だちと寄れる場所で、勉強も集中でき利用している」と話し「風越書道部を多くの人に知ってもらえるよう、今年も全力で書道パフォーマンスに取り組みたい」と抱負を述べた。 飯田駅前プラザの塩澤敏之執行役員(65)は「大きく立派な書を書いてもらいありがたい。2025年が良い年であるようにとの思いを来た人に届けたい」とし「今後も壁やあいた空間を、子どもから大人まで多様な人が展示ができるスペースとして活用していきたい」と話した。展示期間は31日まで。