【新型スーパースポーツカー】 マセラティ最先端のパフォーマンス モントレー・カー・ウィーク2024
その他のマセラティも
■北米初公開となる「MC20イコーナ」 ザ・クエイルのマセラティブースに展示される予定であるこのモデルは、「MC12ストラダーレ」にインスパイアされた特別なカラーリングと専用装備を特徴としており、世界で20台の限定生産となる。 ビアンコ・アウダーチェ・マットとブルー・ストラダーレという2色展開で、ビアンコ・アウダーチェ・マットのマセラティ・フォーリセリエのロゴがリアホイール近くのボディサイドの下部に、また、イタリア国旗のロゴがドアの「MC20」の文字の下に配されており、日本では既に完売している。 また、マセラティ・コルセのラインナップを締めくくる1台として、2023年にザ・クエイルで初公開されたサーキット専用車の「MCエクストレーマ」もステージに展示され、「MCエクストレーマ」は、ラグジュアリー/テクノロジー/スピードを融合し、パフォーマンスの限界を押し広げるというマセラティのコミットメントを示しているモデルである。 ■「MCエクストレーマ」ラグナ・セカにて初納車 8月17日の午後「MCエクストレーマ」はウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで初めて顧客に納車され、北米で初めて「ネットゥーノ」エンジンが始動し、サーキットを疾走する音を聞くことになるとも述べている。 この瞬間の重厚感を増すために、マセラティのチーフ・テストドライバーであるアンドレア・ベルトリーニが、「MCエクストレーマ」の新しいオーナーとともにウォークアラウンドとブリーフィングを行い、2人は一緒にサーキット走行を楽しみ、ベルトリーニが3L V6ツインターボエンジンをデモンストレーションした後、オーナーへキーを渡すという。 ■ペブル・ビーチ・コンセプト・ローン マセラティは、8月18日のペブル・ビーチ・コンクール・デレガンスに参加し、この週末を締めくくる予定だ。 ここでは、ザ・クエイルで世界中に公開された新型スーパースポーツカーがコンセプト・ローンで展示され、ドラマチックなデザイン、軽量化されたボディ、そして最大限のパフォーマンスを持ったその車両が披露される。 マセラティの110年にわたる偉大な歴史は、「ベスト・イン・ショー」の名誉審査員を務めるマセラティのデザイン部門のグローバルヘッド クラウス・ブッセによる、コンクールの特別クラスでも紹介されるという。 ■ハウス・オブ・マセラティ モントレー・カー・ウィーク期間中、マセラティの活動の拠点となるハウス・オブ・マセラティでは、「ラ・ドルチェ・ヴィータ」のホスピタリティでもてなし、マセラティの中心地であるモデナへのオマージュと、モントレー・カー・ウィークの祝祭を記念して製作された1台限定のMC20クーペ、「MC20トリブート・モデネーゼ」が初展示される。 また北米にて正式に「マセラティ・クラシケ」(マセラティ公式認定プログラム)の部門がスタートしたことを受け、ハウス・オブ・マセラティでは、ブランドのレースに対するヘリテージを彷彿とさせる、「MC12」スペシャルエディションも展示。 また、「グラントゥーリズモ・フォルゴレ」/「グランカブリオ・フォルゴレ」/「グレカーレ・フォルゴレ」/「グランカブリオ・トロフェオ」/「MC20チェロ」など、フル電動のフォルゴレ・シリーズを含むさまざまな現行モデルも展示される。 さらに、「グランカブリオ・フォルゴレ」/「グランカブリオ・トロフェオ」/「MC20チェロ」の比類なきパワーを体験できる、特別な「オープンエア」試乗会も開催される見込みだ。 ハウス・オブ・マセラティのゲストは、ブランド・パートナーである「マルケージ・アンティノリ」(6世紀以上にわたりワイン造りに携わってきたイタリアの名門)の上質なワインを味わいながら、敷地内を散策し、プレミアムオーディオパートナーであるソナス・ファーベルは、住居全体でその卓越した音響性能を体験する機会を提供する。 そして、このゲストハウスは、マセラティと同じく永遠のイタリアンラグジュアリーという基本理念を共有する老舗ブランド、ジョルジェッティによるスタイリッシュな家具セットアップがローカルパートナーのロビーナ・ベンソン・デザイン・ハウスの協力により、実現するという。
AUTOCAR JAPAN(執筆)