SNS上の誹謗中傷なくそう 四日市の三重平中、人権擁護の署名提出 三重
【四日市】交流サイト(SNS)上の誹謗(ひぼう)中傷や人権を侵害する行為をなくそうと、四日市市立三重平中学校の3年生73人が、人権擁護事業の継続的推進を求めて集めた1172人分の署名を津地方法務局四日市支局(同市三栄町)に提出した。 生徒を代表して3年生2クラスの室長4人が16日、同支局を訪れ、木下高士支局長に署名を手渡した。 3年生は「総合的な学習の時間」の授業を通して、人権問題に関する知識と理解を深めてきた。署名活動はその一環で、今月5日に取り組んだ。三重・神前両地区の地区市民センターをはじめ、地区内のショッピングセンターやコンビニエンスストア、近鉄四日市駅周辺など計十カ所に分かれ、市民らに署名への協力を呼びかけた。 岩田瑠夏さん(15)は「知らない人に声をかけるのは勇気がいる。断られ続けて心が折れそうになったが、こうして千人を超える人が協力してくれ、達成感がある」と活動を振り返った。 木下支局長は「中学生の皆さんが人権について深く考え、署名活動に取り組んでくれたことに感謝します」と話した。