車が逆走し正面衝突の事故が起きた国道1号浜名バイパス下り線の現場付近＝17日午前9時48分、浜松市中央区（静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から）

　浜松市中央区の国道1号浜名バイパス（BP）で乗用車を酒気帯び運転して逆走し、別の乗用車と正面衝突して運転していた男性を死亡させたとして、浜松西署は17日、自動車運転処罰法違反（過失致死）と道交法違反の疑いで同区宮竹町、自称会社員の男（24）を逮捕した。 　逮捕容疑は同日午前6時半ごろ、同区篠原町の同BP下りで乗用車を酒気帯び運転で逆走し、同区高塚町の会社員男性（23）の乗用車と衝突して男性を死亡させた疑い。男性は頭を強く打ち、頭部外傷が死因とみられる。 　同署によると、容疑者は酒気帯び運転で事故を起こしたことを認める一方で、具体的な状況は「覚えていない」との趣旨の供述をしているという。同署は逆走に至った経緯や事故前の行動などを調べ、危険運転致死容疑での立件も視野に捜査を進める。 　同署によると、容疑者は坪井インターチェンジ付近から約1キロ逆走したとみられ、追い越し車線で正面衝突が起きたとされる。