FC GRANDE那覇の比屋根浩樹代表監督「ゆくゆくは沖縄から世界を目指せるチームを」
県外強豪校へも多数の人材を輩出しているというFC GRANDE那覇の比屋根浩樹代表監督のインタビュー#2。今回はFC GRANDE那覇のこれからを伺った。 【フォトギャラリー】FC GRANDE 那覇 ーー目標にしているチームはありますか? スペインのアスレチッククラブビルバオを目標としています。約100年続くラ・リーガの最初の10チームで、創設以降一度も2部リーグに降格したことがない歴史あるクラブです。ビルバオのあるバスク州の過去の歴史が沖縄に似ている部分もあり、その中で生まれ若しくは育ちがバスク地方である選手のみが入団できる方針を取っています。 アカデミーにおいても、若い地元選手たちを育成しトップチームへ昇格させることに情熱をもって取り組み、その育成方針がUEFAグラスルーツ賞を獲得するなど、育成に定評があります。地元選手を育てトップチームへ昇格させ活躍できる選手を育成している活動に深く共感し、目標としています。 ーー選手の卒業後の進路について教えてください。 U15チームは毎年数名の選手が県外に進学しており、今年度は8名が進学予定です。また、U18チームからは去年初めて大学サッカーへチャレンジする選手が静岡産業大学への推薦入学を決めました。 ーー最後にクラブチームとして今後の目標を教えてください。 クラブチームとしては毎年九州大会、全国大会に出場することができるようなチームを目指しています。また卒業後県内外の高校、大学で活躍できる選手を育てるとともに、数年後には世代別日本代表に選出されるようば選手を育成し、毎年プロサッカー選手を輩出していきたいですね。そしてゆくゆくは沖縄から世界を目指せるように、ヨーロッパなど国外へチャレンジすることができる土壌を作っていきたいと思っています。そのために、まずは専用のグラウンドやクラブハウス、トレーニングジムなどを作り選手たちの活動をサポートしていきたいです。