【中日】3連勝ならず 涌井痛恨3ラン被弾&緊急降板で自身5連敗 6回から3イニング連続併殺打 9回の1得点のみで29戦連続4点以下
■プロ野球 巨人 6-1 中日 (3日 群馬・前橋) 中日は巨人に敗れ3度目の3連勝を逃した。また5月28日西武戦(バンテリンドーム)から29試合連続4得点以下と打線の不調が続いている。 試合は先発の涌井が3回に先頭四球からピンチを招き、ヘルナンデスに先制の5号3ランを浴び0-3。さらに5回にはピンチを招き緊急降板、代わった・福が吉川に犠飛を浴び0-4。打線は6回にカリステ、7回に木下、8回に宇佐見の3イニング連続の併殺打もあり井上の前に無得点。9回には2番手・泉に対し2死から3連打で1点を奪うも追いつけず力尽きた。 スタメンは1番サード・福永、2番セカンド・田中、3番レフト・細川、4番センター・カリステ、5番ライト・板山、6番ファースト・石川昂、7番キャッチャー・木下、8番ショート・ロドリゲス、9番ピッチャー・小笠原のオーダーを組んだ。 先発の涌井は今季13度目の登板、ここまで2勝4敗、防御率2.75。前回の6月26日・阪神戦(甲子園)は6回を4安打1失点(自責1)で勝ち負けつかず。4月24日・巨人戦(東京ドーム)から勝利がない。今季の巨人戦は3度目、1勝1敗、防御率2.84。 相手先発の井上に対し、初回は1、2番が連続空振り三振も、細川、カリステが連打で一、二塁。ここで打率3割超えの板山を迎えるも空振り三振で無得点。 涌井に立ち上がりは先頭の丸に四球を与え、盗塁も許し無死二塁。吉川の一ゴロは進塁打となり1死三塁のピンチも、ヘルナンデスを空振り三振、岡本和を中飛に抑え先制点は与えず。 2回には先頭の大城に右前安打を許すも、岸田を三ゴロ併殺打、若林を三ゴロとし3人で抑える。 打線は2回、3回と三者凡退に終わると、3回裏に涌井は先頭の泉口に四球を与え、犠打を決められ1死二塁。ここで丸の鋭い打球はセカンド・田中が捕球できず(記録は安打)一、三塁で吉川を迎えるも見逃し三振で2死。しかし続くヘルナンデスにレフトスタンドへ先制の5号3ランを浴び0-3。 直後の4回の攻撃は3番からも細川、カリステが連続三振で三者凡退。5回には2死からロドリゲスが中前安打を放つも後続は凡退。 涌井は5回に、先頭の泉口に一塁線を破られる二塁打を許すと、井上に犠打を決められ1死三塁。ここで涌井は緊急降板となり、2番手・福が今季初登板も、丸に四球を与え一、三塁から、吉川に犠飛を許し0-4。 6回の攻撃は1死から田中、細川が連打で一、三塁も、カリステが三ゴロ併殺打に倒れ無得点。6回は3番手・フェリスが登板し三者凡退。 7回の攻撃は1死から石川昂が四球で出塁も、木下が遊ゴロ併殺打に終わる。8回は続投の井上に対し先頭のロドリゲスが四球を選ぶも、宇佐見が二ゴロ併殺打。これでチーム3イニング連続併殺打となった。 8回には5番手・祖父江が2死からヘルナンデスに中前安打を浴び、センターカリステが後逸で二塁。ここで岡本和、大城卓に連続適時打を浴び0-6。 9回の攻撃は2番手・泉に対し2死からカリステ、板山、石川昂の3連打で1点を奪うも追いつくことができずゲームセット。涌井は5回途中75球4安打2奪三振2四球4失点(自責4)で自身5連敗となった。