共働きで世帯年収「900万円」です。2人目の子どもが生まれるので家を買いたいのですが、都内だと厳しいでしょうか…?
共働きをしていればその分世帯収入は増えますが、一戸建てを購入することを考えると収入面について不安になる場合もあるのではないでしょうか。家を購入する際には高額な費用がかかりますし、簡単に決断できることではありません。 そこで、本記事では世帯年収が900万円の家庭で、都内に家を購入することができるのか解説します。
世帯年収900万円で組める住宅ローンは5000万円前後
一般的に、住宅ローンで組める金額は、年収の約5倍といわれています。これは、購入する家の価格と購入者の世帯年収の比率「年収倍率」を基準としたものです。つまり、年収倍率で算出すると住宅ローンの金額は4500万円、多めに6倍とした場合は5400万円になります。 ・毎月の返済額は15万円前後 住宅ローンの審査のなかで、返済負担率は重要なもののひとつです。返済負担率は返済比率とも呼ばれており、世帯年収に対して住宅ローンがどの程度占めているのかを算出します。返済負担率は20~25%、こちらを基準に家計に負担をかけない負担額にしなければなりません。 一般的に、年収1000万円以下の手取り額は額面の70~80%となっており、年収900万円の手取り額は約630~720万円です。1ヶ月当たりの手取り額は52万5000円~60万円、返済負担率を25%と設定して算出すると1ヶ月当たり約13~15万円を返済していくことになります。
23区内でも新築物件が5000万円前後で購入可能
都内で、5000万円前後で購入できる戸建て情報(3LDKと設定)を見てみました。 ・都内23区内新築一戸建て 都内23区で新築一戸建ての場合、江戸川区で約5500万円、墨田区で約5000万円、足立区で約4800万円、葛飾区で約4800万円が相場です。23区内では新築で5000万円以下という価格で販売されているものを見つけるのは簡単ではありませんが、あらかじめ住宅ローン以外に資金を用意しておけば新築に住める可能性は十分にあるでしょう。 ・都内23区内中古一戸建て 都内23区内の中古物件であれば、足立区4000万円、江戸川区4800万円、荒川区5000万円などが相場で、新築と比べてあまり価格に差がありません。とはいえ、23区内であっても中古物件であれば5000万円以下で一戸建てを購入できます。