『ドジャースを憎むのは粋なこと』 好左腕スネル獲得、米メディア恨み節 「嘆くがいい。金持ちはさらに金持ちになるものだ」
今オフのFA市場でナンバーワン投手のブレーク・スネル(31)は26日(日本時間27日)、ドジャースと5年総額1億8200万ドル(約277億円)で合意。そのうち約36%の6500万ドル(約29億4000万円)が契約満了後の後払いになる。契約はメディカルチェックを経て、近日中に正式発表される。 ◆大谷翔平の妻・真美子さん、デコピンを抱きながらガッツポーズ【写真】 ドジャースは今季ワールドシリーズを優勝。しかも、今季はDHとしてシーズンMVPを獲得した大谷翔平が、来季は先発投手としても復帰し、再び『二刀流』となる見込みだ。恐ろしいほどの戦力に、米メディアには『恨み節』とも取れる論調さえ散見された。 全米唯一の全国紙、USAトゥデーは「ドジャースを憎むのは(既にそうなっているかもしれないが)、むしろ“粋なこと”になる」「嘆くがいい。金持ちはさらに金持ちになるものだ」と報じた。 また、「スネルの契約で、ドジャースを憎みたければ憎め。だが、ドジャースが『悪の帝国』になるには、他球団からの助けもあった」と論評。レッドソックスは2020年にベッツをトレード放出し、その翌年にブレーブスは残留を熱望していたフリーマンをFA流出させ、さらに昨冬はジャイアンツも他球団もスネルを長期契約で囲い込まなかったと断罪した。 また、これに呼応するように、ドジャースと同じナ・リーグのある球団首脳は大リーグ公式サイトの取材に対し、今回の契約を「金持ちがさらに金持ちになったということだ」と表現。同サイトは「しかも、佐々木朗希は来月にロッテから正式にポスティング申請する予定だが、ドジャースは彼を獲得する有力候補でもあるのだ」と伝えた。
中日スポーツ