【MLB】キム・ヘソン獲得の一方でドジャースから放出されると予想される選手は?
ロサンゼルス・ドジャースは現地1月3日(金)、韓国のスター選手であるキム・ヘソンと3年総額1250万ドル(1ドル157円換算で約19億6250万円、以下同)の契約を結んだ。この契約には2028年と2029年のオプションも含まれている。 大谷翔平がスポーティングニュース最優秀男性アスリートに:国内外記者が振り返る前人未到のシーズン 彼はおそらく、この先のドジャースの二塁手のレギュラーとしてプレーすることになるだろう。その結果、これまでプレーしてきた選手が一人、放出されることになるかもしれない。 その候補となるのがギャビン・ラックスだ。 ラックスはこれまでドジャースで412試合に出場し、あらゆるポジションをプレーしてきた。昨シーズンは二塁で138試合に出場している。キムが二塁に入るとすれば、外野にまわる選択肢もあるが、ラックスは2022年以来、外野ではプレーしていないし、ドジャースにはすでに外野手も揃っている。となれば、2026年シーズンの終了後にフリーエージェントとなるラックスを手放して、それなりの選手を獲得するという選択肢が考えられる。 キムは韓国のプロ野球(KBO)で8シーズンを過ごし、37本塁打、OPS .766を記録した。昨シーズンは打率.326/出塁率.383/長打率.458、キャリア最高の11本塁打を記録した。対してラックスの昨季の打撃成績は打率.251、10本塁打だった。 もちろん、ラックスを残留させ、先発のポジションを見つけることも、ベンチ要員としてプレーさせることも可能だ。ただ、キムが加わったことで、ドジャースの内野には、マックス・マンシー、ムーキー・ベッツ、キム、フレディ・フリーマンの4人の先発要員がいる。外野はテオスカー・ヘルナンデス、トミー・エドマンの二人に加え、アンディ・パヘス、ジェームズ・アウトマン、マイケル・コンフォルトのうちの誰か1人が起用されることになるだろう。 とはいえ、ラックスはベンチに座らせておくにはあまりに高額すぎるプレーヤーだ。フリーエージェントとなれば4年総額2700万ドル(約42億3900万円)の契約を結ぶと予測されている。もしドジャースが三塁手を補強した場合、ラックス放出はほぼ決まったようなものだろう。仮に新たな三塁手を獲得しなかったとしても、ラックスがチームの重要な役割を担う可能性は低い。 原文:Dodgers could cut ties with $27 million infielder after signing Hye-seong Kim 翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
石山修二 Shuji Ishiyama • Aaliyan Mohammed