交通死、2人減の43人 発生件数、負傷者は過去最少 24年青森県内
青森県警は7日、2024年の県内の交通事故発生状況を公表した。死者数は43人(前年比2人減)で、発生件数2278件(341件減)、負傷者数2734人(365人減)といずれも前年を下回った。発生件数と負傷者数は、全国統一の統計調査が始まった1966年以降、最少となった。 死者のうち、交差点(付近含む)で亡くなったのは22人(6人増)で全体の半数以上を占めた。9月には六戸町の町道交差点で、軽トラックと高齢者施設の送迎用ワンボックスカーが衝突し、7人が死傷する事故もあった。 歩行中の死者は21人(1人減)で、うち高齢者が14人(2人減)と6割以上を占めた。自動車乗車中の死者は18人(3人増)。うちシートベルト非着用は7人(増減なし)だった。 飲酒運転による事故は29件(5件減)で、死者数は5人(1人増)。 県警交通企画課は発生件数などが過去最少だったことについて、「取り締まりの強化や関係団体の広報活動の効果があったのでは」と分析。今シーズンの大雪の中での運転にも注意を呼びかけている。
デーリー東北新聞社