【RIZIN】前王者ケラモフわずか28秒で摩嶋一整に激勝「スズキ!ぜひもう1回対戦しよう」
<RIZINランドマーク10:名古屋大会>◇17日◇愛知・ポートメッセなごや メインイベントに約1年ぶりの試合となる前RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフ(32=アゼルバイジャン)が登場。地元山口で腕を磨く“町工場のグラップラー”摩嶋一整(33=毛利道場)を1Rわずか28秒で“秒殺”した。 ケラモフは開始すぐに強烈な右パンチで摩嶋をダウンさせると、これでもかと上からパウンドの雨を降らせ、最後は連続でヒジを振り下ろして、あっという間にTKO勝ちを収めた。 ケラモフが試合を行うのは昨年11月「RIZINランドマーク7・アゼルバイジャン大会」で鈴木千裕の下からのキック、パンチによってKO負けしてRIZINフェザー級王座から陥落して以来。今年に入ってからは、他の選手とともに暴力行為で警察当局に拘束されるなどしていたため、約1年リングから離れることとなっていた。ただ拘束されていた際にも、仲間の選手とともに拘置所内の部屋で組み合う練習などは行っていたという。 ケラモフはこの日の試合後、マイクで「私からタイトルを奪い取ったスズキ! ぜひもう1回、対戦しよう! 私はベルトを取り戻すつもりだ」と力強く宣言した。 ケラモフは今回の試合に臨むにあたり、ロシア・ダゲスタン共和国でUFCライト級王者イスラム・マカチェフとも合同練習を敢行。「マカチェフとはスパーリングもしたよ。彼はライト級でNO・1の選手だし、自分の弱点についての助言ももらえて、とても有意義なトレーニングだった」と話し、摩嶋戦へ向け「スタンドでもグラウンドでも自分の方が勝っていると思う」と自信をのぞかせていたが、その言葉通り圧勝した。