現在50歳で貯蓄は「1500万円」。老後は「沖縄」へ移住してもいいですか?憧れがあります…
50歳になり、老後の生活について考える方もいるでしょう。なかには、定年退職後に沖縄へ移住して、自然に囲まれた土地でのんびり暮らしたいと考える方もいるかもしれません。 そこで今回は、沖縄県の物価に触れながら、いくら貯蓄があれば老後安心して生活できるのかについて解説します。沖縄への移住を検討している方は、ぜひ参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
沖縄県は老後に移住したい都道府県第1位!
株式会社AlbaLinkが実施した「老後に住みたい移住先に関する意識調査」において、リゾート地としても人気の沖縄はランキング1位のようです。2位は東京都、3位は北海道と続きます。 沖縄県を選んだ理由としては、「海がとてもキレイで、自然が多い」「のんびり自分のペースで過ごせそうですし、あたたかい人が多そうだから」などの声が上がり、自然のほかにも県民性に魅力を感じている方もいるようです。
「沖縄地方」と「関東地方」の平均支出
老後の移住先として人気のある沖縄県ですが、関東地方と比べて支出にはどのような違いがあるのでしょうか。 e-Stat政府統計の総合窓口で公表されている「家計調査[家計収支編] 2023年(令和5年)」では、都市階級・地方・都道府県庁所在市別で消費支出(二人以上世帯)が発表されています。それぞれの平均値は表1の通りです。 表1
※e-Stat政府統計の総合窓口「家計調査 [家計収支編]2023年(令和5年)」を基に筆者作成 関東地方と比べて沖縄地方における月の平均消費支出は、8万6107円安いことが分かります。沖縄地方での生活は、関東地方に比べて支出を抑えられる可能性があります。 次の章で、実際の物価水準について見てみましょう。
沖縄地方と関東地方の食費・住居費・光熱費を比較してみた
沖縄地方のほうが、関東地方に比べて支出の平均値は下回っていることが分かりました。 実際に支出の項目からいくつかピックアップして、沖縄地方と関東地方を比較してみましょう。同資料に記載されているそれぞれの平均額(月額)を、表2にまとめました。 表2