木村昴、ドラマ初主演、声優、バラエティーで大忙しの夏 そのバイタリティーの源は?
◆バディ役・新川優愛とは「親友のように仲良くなった」
――中学時代の枝松を演じる及川桃利くんの表情豊かな演技も最高です。 木村:本当に素晴らしいですよね~。オーディションで及川くんが部屋に入ってきたときに、「あ、この子だ!」と満場一致でなったらしいです。監督から聞いたんですけど、めちゃめちゃ真面目で熱心なんですって。ドラマにがっつり出るのは今回が初めてなんだそうですが、監督にも育てたいという気持ちがおありでしょうし、それにとにかく応えてくれると。 中学時代のシーンはひと足早く撮影が終わっていまして、クランクアップで監督から花束をもらった及川君は号泣。それも、「だぁぁぁぁぁぁ」という大号泣だったらしいです。本当に一生懸命やりきったんだなって。かわいいですよね。 ――作品が持つあたたかさが伝わります。 木村:そうなんです! そういうドラマなんですよね。作っている人たちがぬくもりを持って、みんなでいいもん作ろうぜ!っていう優しい気持ちで作っているドラマだから、見てくださる皆さんにもそういう“ほんわり”(=ほっこり&ふんわり)した気持ちになってもらえるんじゃないかなって思うんです。 ――ちなみに、中学生パートにはたくさんの個性的なクラスメイトが登場しますが、木村さんだったらどのクラスメイトと恋に落ちそうですか? 木村:えぇぇぇ! これは難しい!! みんないいんですよね~。みんな好きだけど…、単純といいますか、(第1話に登場した)“ベルマークKISS”の茜かな。「これできたらキスしてあげる」なんて言われたら、全力でやるんだろうな~。ああいうちょっと大人びた女の子、いいですよね~(笑)。 ――枝松の担当編集者・片山を演じられる新川優愛さんの印象はいかがでしょう。 木村:めちゃくちゃサバサバしてるんですよ。親友なんじゃないかっていうくらいむちゃくちゃ仲良くなりました。木村は基本的に女の子の友達ってできないだろうなって思ってたタイプなんです。絶対やらしいこと考えちゃうから!(笑) でも、新川さんは割とはっきり物を言うタイプで思っていることも分かりやすいですし、ストレスがまったくない。親近感があって、気を遣わずに済むし、コミュニケーションをすごく取りやすいです。 現場ではナチュラルに自然体でいることが枝松につながっていくだろうなと思ってトライしているんです。おそらく、新川さんも同じようにされているんじゃないかなと感じます。楽屋でしゃべっている新川さんの感じなんですよ、片山が。僕が楽屋で見てしゃべっている新川さんの感じが片山にもつながっているんですよね。僕も新川さんも、割と自然体でやっているところがキャラクターの魅力につながっていってくれるといいなという思いで演じているんじゃないですかね。 ――枝松の隣人でバイト仲間の金子を演じる前原滉さんを含め、同級生のような仲の良さで作品を作っていることが作品からも伝わってきます。クラスメイトもまだ他にもいるでしょうし、シーズン2もひそかに期待しているのですが…。 木村:現場でも新川さんや前原君と「撮影が楽しすぎる!」「終わるのが寂しすぎる!」と、そんな話で盛り上がるのですが、そうなると俺もう1回盗作しなくちゃいけなくなる(笑)。 「シーズン2の前にTHE MOVIEか?」なんて話も出まして。劇場版で超ラスボス級のクラスメイトが登場して、そいつと戦うでいいんじゃないか?なんて盛り上がっていますね。ファンの皆さんが盛り上がってくれたら、何かチャンスがあるかもしれない(笑)。アニメ化とか、漫画化とか。 ――アニメ化されて、枝松の声が木村さんじゃなかったら…。 木村:それはそれで逆に光栄(笑)。大塚明夫さんとかにやってもらって、激シブな枝松脛男とかリクエストしてみましょうか(笑)。