宝塚歌劇団の全俳優から聞き取り 急死受け改善策検討
宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の俳優の女性(25)が9月に急死した問題で、歌劇団が、女性が所属していた宙組に加えて花、月、雪、星組と専科の俳優約400人や現場スタッフに聞き取りを進め、改善策を検討していることが19日、関係者への取材で分かった。 14日公表の調査報告書は宙組の約60人と役職員、遺族らにヒアリングし、俳優急死の背後関係を中心に検討した。これとは別に、歌劇団全体から幅広く意見を吸い上げ、過密な公演日程や過度な指導などの実態を把握、廃止や改善の必要性を議論するのが目的という。 女性は9月、宝塚市の自宅マンション敷地内で死亡、兵庫県警は自殺の可能性が高いとみている。