「朝起きたら家の周りが海のようになっていた」深夜の雨の音に気づかず・・・避難所で食事の知らせも聞こえない 聴覚障害者の現実を漫画で描く
久留米市北野町に住む聴覚障害のある女性(60代) 「避難所に行ったんですけど、手話通訳も、交通手段がないと言うことで頼めなかったんです。スタッフ、役所の人から朝食や昼ご飯がきますよというお知らせがあるんですけど、私は聞こえませんから分かりません。子供は聞こえますから手伝ってもらいました」 聴覚障害者からの要望を受け、久留米市は、FAXによる災害情報の発信や、要支援者の名簿作成などに取り組んでいます。 また、漫画家の平本さんや、ろうあ協会と共同で、ボードを指さすことで体調の異変や要望を伝えることができる「コミュニケーション支援ボード」を制作。 市内すべての避難所に設置しました。 久留米市障害福祉課 下津浦丈弥 課長補佐 「現実的に全ての避難所に手話通訳者を配置する、もしくは派遣するというのは難しい状況があります。聴覚障害がある方が我々スタッフに状態をお伝えいただく時に使うものですが、体調が悪くなったときに痛いとかしびれるとか示していただいて、どこが痛いのかを指さしでお伝えできるようなものにしています」 ■「地域のつながりも大切」 災害時、聴覚障害があっても必要な支援を受けられるよう、自治体が対策を進ることに加え、平本さんは、地域での関係作りが重要だと平本さんは考えています。 漫画家 平本龍之介さん 「人と人の心のつながりが必要だと私は思っています。聞こえないだけじゃなくて他にもいろんな障害がある人を前もって把握しておけば、何が起こっても対応しやすいかなと思います」
RKB毎日放送
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