玉木氏が譲歩ライン示唆!?「150万円以上は絶対」「試合は終わっていません」単独インタビューで語る 与党との攻防戦、決着は『2月が山場』か【103万円の壁】
「壁」引き上げの根拠は?
「103万円の壁」には、所得税が発生する壁と、扶養から外れる壁の2種類があります。後者は、配偶者や大学生の扶養控除に関わるもので、世帯収入に大きな影響を与えます。 ①低い基礎控除額 玉木氏は、すべての納税者が受けられる基礎控除額(48万円)が低すぎると指摘。生活保護の平均支給額が年間約100万円であるのに対し、基礎控除額は48万円にとどまっており、生活保護以下の水準で生活を保障されていることになります。 ②30年前から据え置きの“壁” さらに、103万円の壁は30年前から据え置かれており、物価上昇を考慮すると、現在の103万円の壁は実質的に150~160万円に相当すると玉木氏は主張しています。 ③扶養控除の壁との整合性 また、配偶者特別控除の壁が150万円であることから、整合性をとるためにも103万円の壁を引き上げるべきだと訴えています。
政治ジャーナリスト・田崎史郎氏「2月が山場」
政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、103万円の壁を巡る与党と国民民主党の交渉について、「2月が山場」との見方を示しています。 通常国会が召集される予定の1月24日以降も、両党間で激しい駆け引きが続くとみられ、最終的な決着は2月末頃になる可能性が高いとみられています。 (2024年12月24日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)