幼少期に形成。恋愛関係に影響を与える、「愛着(アタッチメント)スタイル」って?
不安型の恋愛傾向
24時間365日連絡が必要なのが不安型の恋愛だ。臨床心理学者で『Love Demystified: Strategies for a Successful Love』(恋愛の解明:恋愛を成功させるための戦略)の著者でもある名誉教授ビバリー・パーマー博士は不安型の恋愛傾向として 「愛する人に常にメールを送り、不安そうに返事を待っている可能性がある」と語る。「すぐに返事が来ないと、再度メッセージを送ったり、落ち込んでしまったりします」
回避型
「回避型は、他の人と愛情を持って繋がりたいと望み、それを必要としますが、その人が自分を傷つけたり拒絶したりしないということを信じられません」とパーマー。 「そのため、彼らは深い感情や弱さを共有しようとせず、相手が近づきすぎると離れてしまいます」
回避型の恋愛傾向
回避型は、自分自身が「強い」ことに誇りを持っている可能性がある。 「このような人たちは、人間関係において非常に独立心が強く、超然とすることができます」とダーバスラ。彼らは感情をあまり出さず、相手にも感情的に多くを要求しない。
無秩序型
「無秩序型は、不安型と回避型が組み合わさったものです」とパーマー。 「このタイプの人は最初は求めて、その後で拒絶する、という強い感情を示すでしょう」 この愛着スタイルは、相手が離れることを恐れるあまり、自分から先に去ってしまうことが多いのが特徴だ。
無秩序型の恋愛傾向
無秩序型は関係の中で、熱くなったり冷たくなったり感情のムラが起きやすい。 「感情の調節不全が多く発生する可能性があり、この行動は恋愛相手を非常に混乱させる可能性があります」とダーバスラ。 「無秩序型の人は、心では関係を望んでいますが、信頼することに難しさを感じています。拒絶されることを恐れて、自己防衛のために相手と親しくなったり、深く関わったりすることを避け続けてしまうかもしれません」
安定型
「安定型は、最も健康的な愛着の形であると考えられています」とダーバスラ。 「このような人々は、人間関係の中で感情を表現することに抵抗がなく、親密な関係に慣れていて、人間関係の中で恐れを感じません。彼らは、例えばパートナーが旅行に出かけたときに、相手がいなくて寂しいと感じても、それでパニックや恐怖の感覚を経験したり、見捨てられたとは考えたりはしません。彼らは、相互尊重と互恵性を特徴とする関係を築くことができ、完全だと感じるための関係を必要としません」