その青看板は「105系」? まるで電車みたいな一般道の看板名がおもしろい!
○○系といえば「E233系」といった、電車の車両の「形式」を思い浮かべるかもしれないが、実は一般道の道路案内標識、通称「青看板」にも形式がある。あれは何系だ? 【写真と図を見る】この写真は何系? 答えはこちら!
青看板○○系はよく見るあの道路案内!
一般道路に無数にある道路案内標識、通称「青看板」。青い看板に白い文字で目標地の経路(方面、方向、距離など)を示しており、ナビアプリの普及した昨今でも、そのわかりやすさと見やすさでドライバーの道案内として役立っている。 ちなみに一般道の案内標識には「経路案内」「地点案内」「付属施設案内」の3種類があり、青看板は「経路案内」にあたる。経路の他、国道番号(逆三角形でマニアには『おにぎり』といわれる)や都道府県道番号(六角形)も経路案内の標識だ。 道路法の施行後、道路案内標識は体系的に整備され、看板の色も白から青に変わり、様々な改良を経て現在のかたちとなった。 実は、この青看板の種類は「○○系」で分類されている。まるで電車のJR車両の「E233系」といった「形式」のようだが、いったい、どんな○○系なのだろうか? ■105系標識 105系は方面、方向、距離を案内する。2車線以下の道路の交差点手前に設置する。 ■106系標識 106系は方面と距離を案内する。設置するのは交差点を過ぎたところで、下から順に標識の設置箇所から近い地名が表示される。 ■108系標識 108系は方面と方向を案内する。交差点の前に設置しそこまでの距離を併記するものは「予告案内」、交差点に設置するものは「交差点案内」だ。同一方向に複数の地名が表示されている場合、左側あるいは上側に遠い地名が表示される。 普段、何気なく見ている青看板。複数の種類があるので、意識してみるとおもしろいかもしれない。
文=KURU KURA編集部