昨季はバルセロナでプレーしたカンセロ [写真]=Getty Images

　アル・ヒラルは27日、マンチェスター・シティからポルトガル代表DFジョアン・カンセロが完全移籍にて加入することを発表した。 　現在30歳のカンセロはベンフィカの下部組織出身で、2014年夏にトップチームへと昇格。バレンシアやインテル、ユヴェントスでのプレーを経て2019年8月にマンチェスター・シティに完全移籍で加入した。在籍した3シーズンで公式戦128試合に出場し、7ゴール17アシストをマーク。2022－2023シーズン途中からレンタルで加わったバイエルンでは、公式戦21試合出場1ゴール6アシストを記録して、クラブのブンデスリーガ11連覇達成に貢献した。2023年9月にはバルセロナへとレンタル移籍で加入。昨シーズンは公式戦42試合出場4ゴール5アシストをマークした。 　レンタル期間の満了に伴い6月30日をもってマンチェスター・シティへと復帰したカンセロ。しかし、昨季のプレミアリーグ王者では構想外となっており、去就が不透明となっていた。 　そんななか、アル・ヒラルはカンセロが完全移籍にて加入することを発表。契約期間は2027年までの3年間となっている。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は2500万ユーロ（約40億円）。年俸は最大1500万ユーロ（約24億円）と伝えている。 　アル・ヒラルは昨シーズン、2年ぶりにサウジ・プロフェッショナルリーグを制覇。ブラジル代表FWネイマールらが所属することでも知られる同クラブが、連覇に向け大型補強に成功した。