GA4×サチコ×Looker Studioで可視化! 現場で使われる“ダッシュボード”の作り方
Looker Studioからのメールが届いたらSlackの特定チャンネルに転送する方法も有効だ。Google Apps Scriptを扱える人が社内にいる場合は、Looker Studioから届いたGmailを自動的にSlackの特定チャンネルに転送するように開発するとよい。
■ 実績に影響する出来事をグラフと一緒に見られるようにする
さらに郡山氏は、「Search Console以外のスプレッドシートなどのデータもLooker Studioと接続することで、ダッシュボードにアクセスすればいろいろなデータを確認できるというポジションを獲得してほしい」という。たとえば、スプレッドシートに記したサイトの更新(開発案件のリリースやデザイン変更など)のスケジュールやGoogleのコアアップデートの日付を、グラフと一緒に表示すれば、何が数値に影響したのかがわかるようになる。
■ GA4とSearch Consoleのデータを統合する
また、郡山氏は、「GA4とSearch Consoleは相性がいいので、Looker Studioで2つのデータを統合するとより詳細な分析もできる」と話す。データの統合はLooker Studioで利用する機能の中でも難易度が高いもの。必須ではないが、活用できると分析できる幅が広がるため、練習する価値がある手法だという。GA4のランディングページや日付などのディメンションとSearch ConsoleのDateやLanding Pageをキーにして統合すると下記のような集計ができるようになる。
講演では手順の詳細は割愛されたが、異なるデータソースのグラフを選択して「データ統合」をクリックすれば、パターンが一致していれば統合できる。 最後に郡山氏は次のように話し、講演を締めくくった。 ┌────────── GA4の管理画面からは、GA4ならではの指標とSearch Consoleならではの指標をずらりと並べて見ることができません。Looker Studioで統合してみるとおもしろい分析ができますから、試してみてはいかがでしょうか(郡山氏) └──────────