GA4×サチコ×Looker Studioで可視化! 現場で使われる“ダッシュボード”の作り方
Looker Studioは、独自の指標を使って「効果測定や仮説検証ができるレポート」を作成することもできる。「効果測定や仮説検証など状況に合わせた分析についても、Search Consoleの管理画面よりも、Looker Studioのほうがやりやすい」と郡山氏。次図は、横軸をインプレッション数、縦軸をCTR、バブルのサイズをクリック数にして散布図にしたものだ。
この図を左右上下に分割した時、どの位置づけにあるページのCTRが高く、どこのページが課題を抱えているのか、どういう期待値が持てそうなのかといったことがわかる。 ■ わかりやすい、扱いやすいデータにいつでも誰でもアクセスできるようにする 定点モニタリング分析をしやすくするためのポイントのまとめとして、郡山氏は次のように話した。 ┌────────── Looker Studioでダッシュボードをつくる際には、『Search Consoleの管理画面を単独で使うよりも、わかりやすい、扱いやすいデータにいつでも誰でもアクセスできるようにすること』を目指すとよいでしょう。そうすれば、いろいろな部署の人がダッシュボードを利用する習慣がつくれると思います(郡山氏) └──────────
作成したダッシュボードを社内に浸透させるには?
しかし、自信を持って公開したダッシュボードでも、ほかのメンバーからアクセスされないということがある。そこで、Looker Studioの機能を駆使するなどして、社内に周知、浸透させるヒントが紹介された。 ■ 配信のスケジュールを設定して、メールでPDFを配信する 1つ目は、Looker Studioのデフォルトの機能である「配信のスケジュール」を使って、毎朝、月初めなどに指定ページのPDFをメールで送信する方法だ。メーリングリストを作成して送信するようにすれば、関係者全員に送信できる。そもそもダッシュボードの存在を知らない、ダッシュボードのURLがわからない、アクセスする権限がないといった他部署メンバーにも実績を知らせることが可能な方法だ。 ■ Slackの特定チャンネルに転送する