【選挙妨害】問題から見えた政治の役割とは?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年5月21日に公開された動画ではゲストに国民民主党・舟山康江参院議員をお招きし、選挙妨害問題と対策について語っていただきました。 表現の自由と選挙妨害の線引きとは? 【このトピックのポイント】 ・晴天の霹靂?!元上司から誘われてまさかの政治の道へ ・ヤジもダメ?表現の自由と選挙妨害の境界線とは?! ・山形県民は礼儀正しい?!選挙妨害の経験と対策を語る
舟山氏のプロフィールは以下の通りです。 舟山氏は、1966年生まれで埼玉県の出身。 北海道大学の農学部に進学し、卒業後は、農林水産省に入省し、10年間キャリアを積みました。 政治の道に進むきっかけは、退職から4年後に農水省時代の上司であった篠原孝衆院議員から「選挙に出ないか」と誘われたことでした。 その時、舟山氏は3歳と7カ月の2人の子育て中。「子どもが小さいから無理だ」と断るために上京した際に、当時衆院議員だった高井美穂三好市長に会いました。 子育て中の高井氏に「大変じゃないですか?」と聞いたところ「子どもがいるから、未来、いい社会を作りたいと思っている」と明るく元気に肩の力を抜いて話す姿を見たのが転機になったと話します。 2004年の3カ月弱の短期決戦で挑んだ初出馬は、残念な結果に。 3年後の参院選で再チャレンジをして、初当選。 2022年の参院選では、3期目の当選をしました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして舟山氏に回答していただきました。
選挙妨害問題はどのように対策する?!
4月の衆院東京15区の補欠選挙で他陣営の街頭演説を妨害したとして、警視庁は「つばさの党」の代表ら3人を逮捕しました。 MC伊藤由佳莉「こちらの事件をどのように受け止めていますか?」 この問いかけに「憲法でも、表現の自由、言論の自由は保障されていますが、自由を履き違えちゃいけないと思うんです」と答える舟山氏。 舟山氏は、(選挙妨害の)映像を見たり、いろんな話を聞いたりする中で、「やっぱり、やりすぎですよね」と感じたと話します。 電話ボックスの上に乗って叫ぶ姿を見て「なんでその場で警察が逮捕しないのかな、なんて私も正直思いました」と首を傾げます。 「現行の公選法の中でも、迷惑行為を取り締まる規定はありますが、基準が曖昧」と現行の公選法の問題点を指摘しました。 「例えば、演説中の『いいぞ!』や『おかしいぞ!』という声は、表現の自由として保障されるべきだと思う」と舟山氏。 しかし、演説ができない状態や、演説者が何を言っているのか周りが聞こえない状況は「演説を聞く権利」や「自由に表現する権利」を阻害することになると言及。 「一定程度、取り締まったり、(妨害行為を)止められるべきじゃないかとすごく思った」と舟山氏。基準を明確にするために「党内で公選法の見直しに向けて法案の検討を進めている」と述べました。