“かわいすぎる”とSNSで大バズり…スイスが原点の「北海道土産」にブーム到来【THE TIME,】
今空前のブームとなっている北海道土産の定番「木彫りの熊」。全国から人が集まる木彫り熊の故郷・八雲町では、鮭を咥えない“かわいすぎる熊”や“オシャレすぎる熊”たちに出会えます。 【写真を見る】“かわいすぎる”とSNSで大バズり…スイスが原点の「北海道土産」にブーム到来【THE TIME,】 ■“木彫り熊”目当てに全国から 食堂に入ると沢山の木彫りの熊に出迎えられ、婦人服店でも、服と並んで木彫りの熊。 和菓子店の店先には、どら焼きを首にぶら下げた親子の熊が…。 町のいたるところに木彫りの熊があるのは、北海道・八雲町。函館の北約80kmのところにある、木彫り熊発祥の地です。 中でも、全国のファンから“木彫り熊の聖地”と呼ばれているのが喫茶店の『ホーラク』。 店内の壁や棚にびっしり並ぶ木彫り熊は約120種類以上あり、鮭を咥えた定番の木彫り熊はほとんどなく、「お座りする熊」や、「ウイスキーの小瓶を担いだ熊」など、珍しいデザインの熊ばかり。この熊を見に、全国からお客さんが来るといいます。 『ホーラク』店主 山戸広史さん: 「きのう名古屋から来た人はリピーター。最初1人で来たんだけどね。そしてね彼氏ができてね、俺ば見せに来たんだべか(笑)」 実はこの喫茶店、珍しい木彫りの熊を見られるだけじゃない、「聖地」と呼ばれる所以があるんです。それは… 東京から来た女性: 「熊に触れるっていう。好きなのは絶対買えなさそうな値段ですけど」 女性が嬉しそうに抱いていたのは、マニアの間で“お宝”と呼ばれている、作家・柴崎重行さんの作品。毛を細かく1本1本彫るのではなく、ミノなどでカットした“直線的な面”で熊を表現する作風が特徴です。 八雲の木彫り熊には、このような“お宝”が他にもあります。 骨董品・古美術の買取を行っている江戸市川の鑑定士・室園義孝さんによると「八雲町の木彫り熊はコレクターの中では人気が高い」とのことで、巨匠・茂木多喜治さんの作品では20万円の値がつくものもあるといいます。 ■「オシャレでカワイイ」八雲の木彫り熊 それにしてもなぜ、八雲町の熊が人気なのか? その理由を、木彫り熊専門ショップ『kodamado』の青沼千鶴さんに聞きました。