一生に一度は行きたい神秘の絶景! 福井県の“神の島”「雄島」と「東尋坊」を歩くフォトジェニックな旅
西暦650年の歴史を誇る古社は、無人の中で静かに海を見守っています。 雄島はなぜ、神の島と呼ばれているの? それは越前の最も突出した地の利に位置し、姿の美しい雄島を神聖な「神島」として周辺の人々から崇められてきたそう。また、大湊神社の大神などが弓矢で異国の軍船を退治したという伝説から、弓矢の神としても崇められ、海上の安全や豊漁を見守る存在に。今でもそれらを祈願し、「雄島祭り」が開かれているそうです。
この神社の一角には、海に向かってたてられた東尋坊を望む鳥居も。
雄島から見る東尋坊と、山々。穴場の絶景フォトスポットです。
雄島橋の袂にある食堂&喫茶「マリンハウス雄島橋」。ロードサイドらしい風情もフォトジェニック。こういうお店でのんびりとするのも、いいものですね。
世界3大絶勝! 自然遺産「東尋坊」で絶壁と、老舗喫茶のひんやりスイーツ
福井県に来たら、やっぱり訪れたいのは、有数の観光スポットであり、世界三大絶勝の「東尋坊」。 1300万年前に噴き出したという溶岩でできた巨大な岩が、海岸線に沿って約1kmに渡り続いています。
絶景スポットまでは商店街が続いているので、食べ歩きしながら、夏は涼みながら冬は暖をとりながら向かいましょう。
海鮮の美味しい町ならではの磯焼きのお店がたくさん軒を連ねています。通りに届くイカ焼きの香りにフラフラと店先に立ち寄ってしまいます。
商店街を抜けると広がる、海と空。古くからありそうな店の佇まいもこの風景によく合います。
東尋坊のメインスポット。ここは東尋坊のほんの一部。越前加賀海岸国定公園の特別保護地区にあり、国の名勝・天然記念物にもなっています。
東尋坊の独特絵の景観を作る柱状節理とは
絶壁の上まで行くと、青い海に吸い込まれてしまいそうな絶壁! 足がすくむとはこのこと。ザザーーンと荒波が打ちつける音も拍車をかけます。それでも美しい岩肌と海の青さに見惚れる瞬間。 東尋坊ならではの景観を生み出しているのは、世界的にも希少な柱状節理(溶岩やマグマが冷えて固まるときにできる柱状の割れ目のこと)という地形。地表近くまで上昇したマグマが冷えて縮み、五角形や六角形の柱状の割れ目ができたそうです。 ちなみに、雄島から東尋坊周辺に遊歩道を歩くのもおすすめ。小道の脇には三国町ゆかりの文学者の碑が並び、日本海の荒波で削られた海蝕洞(かいしょくどう)などを眺めながら、海岸沿いを散策できます。 遊覧船もあるので、海から東尋坊の壮大さを眺めるのも素敵かも!