鍵山優真「明日はしっかり最後まで攻めきりたい」 14年ぶり父子Vへ首位発進
◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第1日(20日、大阪・東和薬品ラクタブドーム) 男子ショートプログラム(SP)が行われ、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は92・05点で首位発進を決めた。 冒頭の4回転サルコー、続く4回転―3回転の連続トウループを成功したが、最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。「アクセルだけが大きなミスとなってしまったけれども、コーチの方々はそれ以外の部分がしっかりと加点のつくものだったんじゃないかなっていう風に言ってくれたので、そこは大きな収穫として明日も頑張りたい」と語り、「4回転2本がしっかりと決まったからこそ、アクセルはもっと思いっきりやらなきゃいけないなっていう風に感じた。そこらへんは明日はしっかりと最後まで攻め切った演技ができるように頑張りたい」と気持ちを切り替えた。 今季GPファイナル(フランス)は2位。自己最高成績だったがミスの出た演技を反省し、帰国後は「金メダルに向けての欲が噴火しそう」と優勝を渇望していた。父・正和コーチは1993年に全日本3連覇を達成しており、優勝すれば2010年の小塚崇彦以来となる父子V。「明日は明日でフリップだったり、たくさん4回転が入っている。しっかりと朝に調整して、自分自身で全力を出し切ったと思えるような演技ができるように、しっかりと100%で頑張りたい」と21日のフリーを見据えた。
報知新聞社