加藤ローサ、俳優業休止の理由「物理的に無理だった」 尊敬する夫の行動力とメンタル
長期休業から復帰で感じた「この仕事、好きかも」
長く休んで環境が変わったからこそ、俳優業に向き合う姿勢が変化した。 「今はすごくお芝居が楽しいと思います。『この仕事、好きかも』って(笑)。特に今回は、悪い意味ではなく、とてもこぢんまりとした現場で、スタッフさんを含めて皆さんとても顔が見える近い距離間でお仕事ができました。とても結束力があって、楽しい現場でした。あらためて皆で物作りをする仕事が好きなんだなと思えました」 加藤には「もう少し環境が変化していくかも」という予感もある。夫である松井氏が今年2月、現役引退を発表した。Jリーグのみならず、フランス、ロシア、ブルガリア、ポーランド、ベトナムでプレー。フットサルリーグとの二刀流にも挑戦し、引退後はJ2横浜FCでコーチ、日本フットサルトップリーグの理事長に就任するなど精力的だ。加藤はそんな夫を「うらやましい」と表現した。 「彼は本当にいろいろなことをやりますよね。『やってみなきゃ、分かんないじゃん』が口ぐせなんです。思いついたらすぐに行動する人。私はどちらかというと、考えては悩みの繰り返しで、ぐちゃぐちゃになってしまうことがあるので、ある意味で彼がうらやましく見えます。あのメンタル欲しいなと。ああいう人は成功するんですよ(笑)」 夫とは「正反対」と笑う加藤。だからこそ、松井氏の行動力には刺激を受ける部分も多いという。 「私もやりたいことは増えてきています。女優さんをやりながら別のことをやっている方もいますよね。私は実家が鹿児島なので、帰省して鹿児島ライフをYouTubeで配信したいな……とか。でも、頭でっかちで全然進められなくて。そういうところは彼を見習いたいですね。そこだけですけれど、見習いたいのは(笑)」 加藤は俳優業にもアグレッシブになり、「また現場に呼んでもらえるように、頑張りたいです」と言った。『きみの継ぐ香りは』については「桜が真面目に地に足をつけてひたむきに生きる姿をぜひ、見てほしいです」と呼びかけ、「劇中での私の家族は旦那さまと娘が一人の家族なのですが、掛け合いも面白く、姉妹のような親子なので、そちらも見ていただけるとうれしいです」とアピールした。夫を見習い、家庭と俳優業の二刀流は本格化しそうだ。 □加藤ローサ 1985年6月22日、鹿児島市出身。母親が日本人で父親がイタリア人で、高1でファッションモデルデビュー。卒業と同時の上京し、2004年に出演した結婚情報誌『ゼクシィ』のCMで注目され、同年4月からNHK教育テレビ『イタリア語会話』などにレギュラー出演。05年1月公開の映画『東京タワー Tokyo Tower』をきっかけに、映画、ドラマに多数出演。07年7月期のABCテレビ・テレビ朝日系『女帝』で連続ドラマ初主演を果たした。2011年6月22日、サッカー日本代表(当時)松井大輔と結婚。同年12月、フランスで第1子の男児を出産。14年2月には、第2子の次男を出産。160センチ。血液型A。
磯部正和