【陸上】400m中島佑気ジョセフ 初五輪でファイナルへ「日本記録更新が必要になる」マイルリレーメダルへも意欲
男子400mでパリ五輪代表に内定した中島佑気ジョセフ(富士通)が都内で会見を開き、パリ五輪に向けた意気込みを語った。 パリ五輪特集をチェック! 日本選手権を連覇した中島。パリ五輪の参加標準記録(45秒00)はクリアできなかったが、ワールドランキングで出場権を危なげなくゲット。22年オレゴン、23年ブダペストと世界選手権には出場してきたが、これが初五輪となる。 「個人代表を決められたので、ホッとしています」と中島。日本選手権時には右脚のアキレス腱やハムストリングスに違和感があり、「少し休んで、先週末から練習を再開しました。今は問題ないです」と言う。 昨シーズン後から、南カリフォルニア大を練習拠点とし、クインシー・ワッツ・コーチのもと、米国のマイケル・ノーマンやフレッド・カーリーらとトレーニングしてきた。 毎日、国際大会のような雰囲気で、質の高い練習をこなし、「試合でも緊張しなくなりました」と成長を実感している。 パリ五輪で狙うのは「ファイナル」と、1992年バルセロナの髙野進以来の快挙を狙う。そのためには「予選からしっかり作っていき、まずは予選の走りに集中していく。自己ベスト(45秒04)はもちろん、日本記録(44秒77)更新が必要になってくる。予選を44秒6で走れたら、そこから0.3秒上げれば決勝にいける」と具体的にイメージしている。 また、オレゴンで4位、ブダペストで予選落ちに終わった4×400mリレーへの思いも強い。 「メダルというのが選手、スタッフの共通認識。1走で44秒5、2走以降は44秒中盤、うち1人は43秒台で走れば2分58秒や57秒にも届く」 パリ五輪に向けて「戦略についても、より積極的に話し合ってチーム全体でまとまってやってきた。チームの状態は良い」と手応えもつかんでいた。 パリ五輪の陸上競技は8月1日から8月11日まで行われる。
月陸編集部