中国のBYDがパキスタン市場に進出
【東方新報】中国の新エネルギー車(NEV)メーカーである比亜迪汽車(BYD)は、近くパキスタンで3つのモデルを発売する予定だ。これは、海外市場を積極的に開拓するための取り組みの一環である。 17日に開催された体験イベントでは、「Sealion 6」「Seal」そして「ATTO 3」が展示され、このイベントはパキスタンの企業「メガモーターズ(Mega Mortors)」との協力によるBYDブランドのパキスタンでの公式ローンチを記念するものだった。 BYDアジア太平洋自動車販売部のゼネラルマネージャーである劉学亮(Liu Xueliang)氏は、「私たちがパキスタン市場に参入するのは、単に先進的な車両を消費者に提供するだけでなく、環境責任と技術革新の広いビジョンを推進することでもあります」と述べた。 メガモーターズのCEOであるアリ・カーン(Aly Khan)氏は、「私たちのビジョンは、世界有数のNEVメーカーであるBYDと共に、持続可能なモビリティでパキスタンの未来を切り開くことです」と語った。 「私たちの取り組みは顧客だけでなく、より広範な国益にも貢献します。パキスタンは大気汚染や気候変動といった環境問題に直面しており、これらの課題に正面から取り組みたいと考えています」とカーン氏は続けた。 メガモーターズは、The Hub Power Companyの一部であり、カラチ、ラホール、イスラマバードに最先端の旗艦店と体験センターを設立する予定だ。また、主要都市や高速道路に急速充電ステーションを設置する計画も発表した。 パキスタンの財務相であるムハンマド・オーラングゼーブ(Muhammad Aurangzeb)氏は、「パキスタン政府は技術が未来だと信じています。BYDは世界的に先頭を走っており、パキスタンのEV(電気自動車)産業へのBYDの参入を暖かく歓迎します。私たちはパキスタンでのグリーン革命の促進を楽しみにしています」と述べた。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。