食べ物を詰まらせて亡くなった子供は6年間で80人 詰まらせると「静かに苦しむ」食べさせるときは口の中・食べ具合・表情の確認を
窒息が起こりやすい食品は?
消費者庁の分析によると、2014年から2019年までの6年間で、食べ物を詰まらせて亡くなった子供の数は80人で、このうち0歳児と1歳児が44人と、半数以上を占めている。 日本小児科学会は、窒息が起こりやすい食品として、リンゴや生のニンジンなど固くてかみ切りにくいもの、ブドウやミニトマト、ウズラの卵といった 丸くてツルっとしているものなどを挙げている。
視聴者の「ヒヤッ」とした体験…
・小林市50代女性 たんたんさん 3歳の子供にプチトマトやぶどうを切って出すと嫌がって、丸いものを食べたがるのですが、たまたま、口に丸ごと入れてしまって、かまずに喉の方にいったらどうしようって、怖かった。 ・宮崎市30代女性 3boys mamaさん 長男が2歳の頃、キャンディ型のチーズが好きで、朝起きて「食べたい」と言うので渡したら喉に詰まらせてしまった。すぐにタッピングをして吐き出したため、大事には至らなかったが、寝起きでの食事は特に気をつけないといけない。 またSNSを見ていると、子供がウトウトしながら食べている動画が出てくるが、「動画撮ってないで起こすか、食事やめさせてあげてー!」と思ってしまう。 ・宮崎市40代女性 さきさん 子供とおすしを食べに行っている時に、子供が急に静かになったと思ったら、のりが喉に貼り付いていた。まさかのりであんな苦しい思いをさせるとは思わなかったので怖かった。 取材に協力いただいたみずほ保育園の横山園長は、保育の現場に50年以上携わっているが、「子供たちのかむ力や飲み込む力の低下」を感じているそうだ。 考えられる要因としては、「市販の離乳食が普及したこと。コロナ禍で保育士のマスク着用がマストだったために、しっかりかんで、飲み込むという口の動きを子供たちに見せる”食育”ができなかった事もあると思う」とのことだった。 そして喉に食べ物が詰まると、子供たちは「静かに苦しむ」のだという。 その時には、直ちに119番通報、そして、背中を叩くなどの応急処置をする必要がある。 保育現場・ご家庭でも普段から気を付けていると思うが、悲惨な事故が2度と起きないように改めて最新の注意を払って欲しい。 (テレビ宮崎)
テレビ宮崎