ライザップ〝復活〟の理由は「コンビニジム」 背景に緻密なテスト 「無謀」批判も「自信はあった」
成功する「自信はあった」理由
当初、「24時間無人」という業態はすでにチェーン展開する事業者が多数おり、レッドオーシャンの市場で、「無謀」という指摘もありました。 広報担当者は「chocoZAPを本格展開する前に、さまざまなパターンでテストマーケティングを綿密に行い、お客様のニーズがあることは検証していたので、chocoZAPが世の中に受け入れられることに自信はありました」と話します。 「とはいえ、まだまだスタートラインに立ったところですので、コンビニのように誰もが気軽にご利用できる社会インフラのような存在になれるよう、引き続きサービスをブラッシュアップし、地方等も含めてより多くの方へサービスを届けていきたいと考えております」 また、月額3000円ほどの低価格の会費が「焼畑農業のよう」という批判も同業他社からあります。安ければ会員は増えますが、そうやって競合を淘汰させた先、持続可能性がないのでは、という懸念です。 今後も事業を継続していけるのか質問すると、広報担当者は「総合的に見てサービスの持続可能性も高いと考えております」と回答が。 「新規の会員獲得だけでなく、既存の会員様の継続率がとても重要な指標になるため、今期は特にサービスの品質向上やお客様の満足度向上に注力してまいります。また、無人運営やスケールメリットを生かしたコスト削減の効果から収益性が高く、人口の少ない地方エリアでも成り立つビジネスモデルも持続可能性への強みです」と話しました。