自民党本部襲撃、車内にガソリン200リットル準備か…火炎瓶投げつけた男を殺人未遂容疑で再逮捕
自民党本部と首相官邸が襲撃された事件で、党本部前で機動隊員らに火炎瓶を投げつけたとして、警視庁公安部は8日、職業不詳の臼田敦伸容疑者(49)(埼玉県川口市)を殺人未遂や火炎瓶処罰法違反(使用)などの容疑で再逮捕した。今年春頃から空き瓶を購入していたといい、公安部は数か月前から襲撃を準備していたとみている。
発表によると、臼田容疑者は10月19日早朝、党本部前で、ガソリン入りの火炎瓶5本に火を付け、警戒中の機動隊員らに投げつけて殺害しようとした疑い。調べに黙秘している。火炎瓶はワインボトル(約450ミリ・リットル)の側面に着火剤を固定して作ったものだった。
臼田容疑者は首相官邸の防護柵に車で突入し、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。車内にはガソリン入りのポリタンクが16個あり、総量は200リットル近くに上った。エタノールなどの可燃性液体も積まれていたという。