ヤクルト・奥川恭伸、復活勝利から一夜明け 決意新た「次も勝ちたいので、しっかり準備」
ヤクルト・奥川恭伸投手(23)が復活勝利から一夜明けた15日、京セラドーム大阪で行われた試合前練習に参加。反響の大きさに感謝した。 【写真】言葉を交わす奥川と内山の「星稜コンビ」 「ラインがめちゃくちゃきていました。最近はあまり話していなかった方でも、応援してくれていたんだなって」 奥川は14日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で、2022年3月29日の巨人戦(神宮)以来、808日ぶりの登板を果たし、5回79球を投げ、7安打1失点。右肘痛などの度重なるけがを乗り越え、2021年10月8日の阪神戦(同)以来、980日ぶりの白星を飾った。 4ー1で降板後も仲間がリードを死守。4ー3の八回1死二塁では三塁線を抜けそうな打球を村上が好捕し、追加点を阻止した。チームメートにも支えられてつかんだ1勝を振り返り「攻撃のときも守備のときも、本当に助けてもらった。流れ的には同点、逆転もあり得たゲーム。不思議ですね。野球の神様っているんだなって…。神様とかいったら失礼ですね。みんなの実力。改めて(仲間は)すごいなと思った」と頬を緩めた。 約2年間の長いリハビリ生活を支えてくれた人たちへの恩返しを意識し、復帰戦での勝ちへのこだわりは「めちゃくちゃ強かった」と吐露。「特別な試合であることは間違いなかったので、勝ち投手になりたかった。贅沢ですよね。5回しか投げてないのに」と感慨深げに語った。 登板後は「ぐっすり眠れました。疲れて」と笑顔。次戦に向けて「切り替え。冷静に分析したら、内容はよくないので、あんまり喜んでいても、監督に怒られちゃう(笑)。それは冗談として、次も勝ちたいので、しっかり準備していきたい」と前を向いた。