山科義士まつり 赤穂浪士ゆかりの山科で練り歩く
赤穂浪士が吉良邸に討ち入りを果たした日と伝わる14日、京都市山科区で「山科義士まつり」が行われ、四十七士に扮した行列が練り歩いています。午前10時、刀や槍を手にした四十七士が紅葉の残る毘沙門堂をゆっくりと出発しました。山科は1702年12月14日、吉良邸に討ち入りをした大石内蔵助が、討ち入りを決意するまでの期間を過ごした地で、山科義士まつりは1974年から毎年この日に行われています。14日はあいにくの雨となりましたが、四十七士に扮した山科地域の住民たちの行列は、討ち入りに挑む決意を胸に堂々と進んでいきました。また沿道では多くの人たちが詰めかけ、四十七士の勇姿を写真に収めたほか、付近の保育園児も行列を見物し、その装束と勝ちどきの勇ましさに驚いていました。