【速報】ロケット・カイロス「打ち上げ延期」理由は「強風」あす11時に再度打ち上げに挑む 本日打ち上げ予定だったが急きょの判断 日本初の民間発射場から和歌山・串本で再挑戦 初号機“爆発”から約9か月
14日午前11時に打ち上げられる予定だった民間ロケットの「カイロス2号機」について、14日午前10時半すぎ「スペースワン」が急きょ打ち上げ延期を発表しました。 【ライブ】本日打ち上げ中止決定 理由は“風 ”民間小型ロケット「カイロス2号機」打ち上げ日程変更 民間初となる人工衛星の軌道投入に再挑戦だったが… 1号機は発射直後に爆発炎上 <生中継> 打上げ日程を変更した理由は天候で、風が強かったためということです。カイロスを開発したスペースワン社の阿部耕三執行役員は午後1時前に会見を開き、詳しい理由を発表しました。「高度10キロメートル以上での風速が強かった」ことが延期の理由で、打ち上げの40分前に判断しました。ロケットは細長い形をしていることから、横からの加重に弱く、強風が機体に当たると壊れると判断したためです。阿部執行役員は「楽しみにして頂いていた沢山の人々に対して申し訳ない」と謝罪しました。 新しい打上げ日程は明日15日午前11時の予定で「スペースワンとしては、明日の打ち上げに向けて全力で臨みたいと考えている」と述べました。14日の午後3時に、再度の打ち上げ日時について正式決定する予定です。
カイロス2号機は和歌山県串本町にある民間初のロケット発射場「スペースポート紀伊」から、14日午前11時に打ち上げ予定でした。カイロスの「初号機」は3月に打ち上げを行いましたが、発射直後に自動で爆破される装置が作動して爆発。約9か月を経て、2回目の挑戦でした。