米国株式市場=ダウ5日続伸、米国債利回り上昇が一部大型株を圧迫
David French [26日 ロイター] - 米国株式市場はクリスマスの休場明けで薄商いの中、ダウ工業株30種が小幅に上昇し、5営業日続伸した。米国債利回り上昇を受け、一部の大型テクノロジー株は売られた。 ナスダック総合とS&P総合500種は小幅に下落した。 マグニフィセント・セブン(超大型ハイテク7銘柄)のうち6銘柄が下落。テスラが1.8%安と下げを主導した。アップルは0.3%上昇し、時価総額が4兆ドルに迫った。 LPLファイナンシャルのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、アダム・ターンクイスト氏は、マグニフィセント・セブン(大型ハイテク7銘柄)に大きく依存した相場上昇がここ数週間続いてきたが、この勢いに亀裂が入り始めている可能性があると指摘。 主要指数がさらに上昇するには他のセクターからの資金流入が必要になるだろうとの見方を示した。 米労働省が26日発表した新規失業保険週間申請件数は前週比1000件減の21万9000件となり、1カ月ぶりの低水準を記録。冷え込みつつあるものの依然として堅調な労働市場と整合した。 市場は「サンタクロース・ラリー」と呼ばれる季節的に好調な時期に入っている。 ストック・トレーダーズ・アルマナックによると、S&P500は1969年以降、12月の最後の5営業日と1月の最初の2営業日で平均1.3%上昇している。 この日は暗号資産(仮想通貨)ビットコインの下落を受けて関連銘柄が売られた。マイクロストラテジー、MARAホールディングス、コインベース・グローバルは1.9─4.8%安。 S&P主要11セクターでは、一般消費財が0.6%安と下げが目立った。軟調な原油価格を背景にエネルギーも0.1%下落した。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 43325.80 +28.77 +0.07 43201.85 43373.98 43115.09 前営業日終値 43297.03 ナスダック総合 20020.36 -10.77 -0.05 19979.25 20070.08 19888.11 前営業日終値 20031.13 S&P総合500種 6037.59 -2.45 -0.04 6024.97 6049.75 6007.37 前営業日終値 6040.04 ダウ輸送株20種 16104.12 +40.79 +0.25 ダウ公共株15種 991.77 -1.47 -0.15 フィラデルフィア半導体 5175.31 +1.75 +0.03 VIX指数 14.73 +0.46 +3.22 S&P一般消費財 1915.53 -12.34 -0.64 S&P素材 538.15 -0.98 -0.18 S&P工業 1137.39 +0.70 +0.06 S&P主要消費財 867.98 +0.30 +0.03 S&P金融 818.02 +1.72 +0.21 S&P不動産 257.71 +0.36 +0.14 S&Pエネルギー 646.72 -0.67 -0.10 S&Pヘルスケア 1628.97 +2.61 +0.16 S&P通信サービス 351.41 -1.25 -0.36 S&P情報技術 4780.84 +3.75 +0.08 S&P公益事業 388.04 -1.06 -0.27 NYSE出来高 7.02億株 シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39800 + 310 大阪比 シカゴ日経先物3月限 円建て 39700 + 210 大阪比