【解説】北九州市・中学生2人死傷事件 わずか30秒の犯行…男の行動、動機は?
鈴江キャスター 「刺された男子生徒は『全く知らない人に刺された』と話しています。女子生徒と男が面識があるかどうかは分かりませんが、面識のない中学生を襲った男の動機として、どんなことが考えられるでしょうか?」 元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之さん 「ただ刺したいというだけの、本当に身勝手な動機しかないと思います。おそらく子どもを狙ったのだと思います。というのは、大人と違って体格差がありますし、社会的な経験値も子どもの場合は少ないですから、もし刺された場合に、どうやって声をあげるのか、どう対応するのか、とっさのことではできない。その間に、犯人は逃げればいいわけですから」 「そして、ある程度、現場周辺の土地勘を持っている人間だろうと考えます」
鈴江キャスター 「まだ男の逮捕には至っていません。今後、どのような捜査が進められるのでしょうか?」 元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之さん 「そうですね。周辺住民の方々も恐怖のどん底にあると思います。1日でも1時間でも早い逮捕を皆さんが望んでいると思います。それに向けて福岡県警も一生懸命、捜査していると思います。今後は、被害者2人の相関関係や友達関係の捜査も含めて、現場周辺の聞き込みを中心に、また、現場を中心として同心円的に防犯カメラなどを探していく捜査になろうかと思います」 鈴江キャスター 「周辺の皆さんは、どんなことに気をつけたらいいでしょうか?」 元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之さん 「中学生以下が外に出るときは、保護者がなるべく一緒に行ってあげるのがベストかと思います」 (※12月16日午後5時ごろ放送「news every.」より)