J1全20クラブ補強評価ランキング15位。痛すぎるエース退団。穴が埋まらない? ベテラン&生え抜き退団も痛手…
明治安田Jリーグは2月23日に開幕を迎える。これまでより2チーム多い20チームで争われる今季は、例年よりも熾烈な戦いが繰り広げられるだろう。そんなシーズンを前に、J1全20クラブの補強を精査し、昨季との比較からパワーアップしたクラブをランキング形式で紹介する。※情報は1月29日時点
15位:湘南ベルマーレ 昨季の湘南ベルマーレは4か月白星から遠ざかるという苦しい時期も経験したが、終盤戦にかけて調子を上げて残留を決めた。2021年9月から指揮を執る山口智監督の下で目指すコンセプトは不変だが、上積みがなければ今季も苦戦する時期があるかもしれない。 昨夏に続いてエースがチームを離れた。昨夏にドイツへ移籍した町野修斗に代わる得点源として、昨季のリーグ戦で13得点をマークした大橋祐紀がサンフレッチェ広島に移籍。栃木SCへ期限付き移籍していた根本凌が復帰するとともに、ジュビロ磐田、アビスパ福岡で活躍したルキアンが加入している。ルキアンはJ2で22得点を挙げた2021シーズンの印象が強いが、J1最多得点は昨季の5得点。根本は昨年8月に負った左膝前十字靭帯断裂の怪我からの復帰を目指している段階で、両選手の加入により穴が埋まったと言い切ることはできない。 タリクと大橋を除けば、中盤から前の陣容は昨季とほとんど変わらず。最終ラインも昨夏に期限付き移籍で加入していたキム・ミンテが完全移籍で加わることになり、昨季デビューした関西大学出身の高橋直也も正式に加入する。石原広教が抜けたサイドには昨季のJ2アシスト王でもある鈴木雄斗が加わった。山本修斗、永木亮太といったベテランや齊藤未月や石原といったユース出身者の退団がもたらす影響は計り知れないが、戦力の単純計算として大きなマイナスはエースの退団のみに抑えられたと言えるだろう。
フットボールチャンネル