やくみつる氏 流行語大賞「ふてほど」は想定外「びっくり」有力候補の前に出した言葉がそのまま満場一致に
「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」で選考委員を務める漫画家のやくみつる氏(65)が、3日に放送されたニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に出演。阿部サダヲ主演のTBSドラマ「不適切にもほどがある!」(1~3月放送)の略称「ふてほど」が年間大賞に選ばれた経緯について語った。 【写真】流行語大賞「お笑い系」ゼロの背景 これまで毎年選出も、昨今は「コンプラ違反を気にするあまり…」 ニッポン放送の熊谷実帆アナウンサーが前日の流行語大賞の発表会場でやく氏に取材。満場一致だったかとの問いに、やく氏は「ちょっとびっくりしたんですよ。一通りトップ10を選んだ後、さあ大賞どうしましょうっていう話になって、自分が“裏金問題”が強いかもしれないという思いがあって、まず機先を制する意味で“ふてほどがいいんじゃないですか?”っていうことを申し上げたんです」と説明した。 すると他の選考委員からも「それがいい、それがいい」と賛同されたそうで、やく氏は「ということで、結果満場一致に」と選考過程を明かした。 熊谷アナは20万部以上の売り上げを見せている、がんで闘病中の経済アナリスト・森永卓郎氏の近著「ザイム真理教-それは信者8000万人の巨大カルト」を挙げ「とにかく売れて、ザイム真理教という言葉が流行語大賞に入るんじゃないかという話もあったんですが」とやく氏に番組を代表して訴えた。やく氏は「ずっと推されていますし、昨日、今日も大きく広告を打っていましたよね。森永さん自身も狙っているようなことを言ってましたね」と理解を示した。しかし、最後は「もうええでしょう」と同じくトップ10入りを果たしたネットフリックスシリーズ「地面師たち」のセリフを用いて要求をはねのけ、笑いを誘っていた。