激変する世界の「石油フロー」、存在感を増すインドのエネルギー戦略にどう向き合うか
G20サミットでのモディ印首相(G20公式HPより)
G20の議長国であるインドの国際エネルギー市場における存在感が高まっている。米中対立や西側と中露の対立が深まり、グローバルサウスの重要性がクローズアップされる中、G20の議論の行方そのものに世界の関心が集まり、議長国としてのインドの手腕やリーダーシップが注目される。 エネルギー問題においても、巨大市場となったインドの動きは注目の的である。2022年、インドは一次エネルギー消費量において中国、米国に次ぐ世界3位に位置し、石油消費では米国、中国に次ぐ3位、石炭では中国に次ぐ2位の巨大消費国である。
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小山堅