【動画解説】600℃の法則を検証 さくら前線スタート目前!
ウェザーマップ
ソメイヨシノの開花日を予想する方法として「さくら開花600℃の法則」があります。2月1日からの最高気温を足していき、ちょうど600℃に到達した頃にソメイヨシノが開花するという法則です。その精度について、東京の過去のデータを用いて検証してみました。
「東京のソメイヨシノ開花日」と「2月1日からの最高気温の積算が600℃に到達する日」について、1953年から2023年までのデータで調べると、ぴったり一致していたのは9年もありました。全体の3割~4割の年で600℃到達の前後1日以内に開花し、7割以上の年で600℃到達の前後3日以内に開花しています。かなり精度の高い法則と言えそうです。
今年の東京は、2月1日から3月11日までの最高気温の積算が497.4℃に達しています。この先の予想最高気温を足すと、3月18日(月)に600℃に到達する見込みです。この法則に従えば、東京ではこの先1週間以内にソメイヨシノが開花しそうです。 (気象予報士・藤枝知行)