ダイヤモンド・プリンセス 7年ぶり高岡寄港
●2700人、県内観光へ 英国船籍で米国の船会社が運航するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン、全長290メートル)が29日、高岡市の伏木富山港に寄港した。同船の入港は7年ぶりとなり、海外の観光客ら約2700人が富山県内の観光に繰り出した。 ダイヤモンド・プリンセスは横浜を発着して国内外を巡るツアーの途中で伏木に立ち寄った。接岸する万葉3号岸壁では、高岡市のマスコットキャラクター「利長くん」と「家持くん」が出迎え、県と市の担当者が船長らに日本酒と工芸品を贈った。船側からはエンブレムが贈呈された。ウイング・ウイング高岡では和太鼓体験が行われた。 乗客はバスやタクシーに乗り込み、立山黒部アルペンルートや南砺市の五箇山合掌造り集落、高岡市の国宝瑞龍寺などに向かった。伏木地区の散策を楽しむ人の姿もあった。 船は午後4時ごろ、次の寄港地である鳥取県境港市へ出港した。富山県によると、7月4日にも伏木富山港へ入港を予定する。