多文化共生楽しもう 8月14、15日越前市サマーフェス
本年度の第19回越前市サマーフェスティバル(福井県越前市)は8月14、15日、「世界ふるさと祭り」とうたい、多文化共生をテーマに開かれる。恒例のふるさと踊りや花火大会に加え、ブラジル人市民が多く暮らす特徴を生かしたサンバカーニバルやブラジル料理の飲食イベントで夏の夜を盛り上げる。 市観光協会などによる実行委員会が7月22日、同市の武生商工会館で全体会を開き、開催内容を決めた。外国人市民を含め、それぞれが持つふるさとの魅力を共有し合うイベントを目指す。 市武生中央公園で開く「ふるさと祭り」では、8月14日はブラジル人のサンバチームを招き、パレードを午後4時半からと同6時からの2回繰り広げる。フェースペイントや衣装体験のコーナーを設け、飛び入り参加も受け付ける。ふるさと踊りは同日午後7時から、10団体の約380人が紫式部音頭など全5曲を踊る。 同公園では両日とも午後4時から、多文化共生イベントとして海外のビールやブラジル料理を販売。大型遊具が運行し、ステージイベントや縁日も開く。園内に開設中の大河ドラマ館は午後5時~同8時半に入場無料のナイト営業を行う。 15日午後7時からの花火大会は、日野川河川緑地の万代橋-帆山橋間で約1万3千発を打ち上げる。市武生中央公園では、花火のライブ映像をスクリーンに映し出し、市公認Vチューバーの紫式部と「若紫まい」による生実況が楽しめる。 問い合わせは市観光・匠の技案内所=電話0778(24)0655。