民進党蓮舫代表の定例会見12月15日(全文1)榛葉氏処分「質問自体が拙速」
代表就任から3カ月、これまでの評価について
読売新聞:読売新聞(※判別できず)です。今日で代表就任されて3カ月ということでこれまでの評価というか、代表に初めてなられて、初めて気付いた点、例えば党内のガバナンスの難しさとか、もしそういった、難しかった点があればお伺いできれば。 蓮舫:大変です。本当に大変だと思います。衆議院と参議院、私たちの仲間、それぞれ皆さんをやっぱり同じ方向に持っていく、その方向は何か。1人でも多くの議員を増やすことに尽きると私は思っています。ただ他方で、国会でいろいろなことがあって、1つ1つ丁寧に取り組みながらも、決断というのが求められるシーンがさまざまあります。その部分も含めて完璧はなかなかできないとは思いますけれども、多くの人に支えられながら一つずつ前に進んでいきたいと思っています。 司会:じゃあそちらの(※判別できず)。 男性:(※判別できず)。
臨時国会新法案の採決 有権者から民進党に戸惑いの声が上がってることについて
Independent Web Journal:IWJの(※判別できず)と申します。今回の臨時国会ですけれども、TPP、年金制度改革法案、IR法案、3つが提出して、委員会等、政府・与党の態度、非常に強硬なものだったと思います。ですが、特にIR法案に限っては、蓮舫代表も廃案に押し込むと意気込んでおられましたし、参議院の内閣委員会の委員長も民進党議員だったっていうこともあって、徹底抗戦の構えだったのではないかなと思いますが、しかし結果は、すんなりと採決に移行したように見えました。 これについては民進党に期待していた有権者からも非常に戸惑いの声が上がっているところですけれども、代表として決定していたことと、榛葉国対委員長の仕事に、なぜ齟齬(そご)が生じたのか、この辺り、なるべく具体的に説明をしていただけないでしょうか。 蓮舫:はい。有権者、国民の皆さま方に不信感を持たれてはいけないというのは、当然、私たちの立場でございます。ただ、やはり衆議院でも参議院でも3分の2以上の議席を保有しているのが政府を支えている与党です。私たち野党が、このカジノ解禁法案は拙速すぎると思ってます。審議時間も短い、特にギャンブル依存症に対しての疑念に、なんら答えてない議員立法の答弁でした。あるいは、違法性阻却もまったく説明されていないという部分で、刑法で禁止されているのを解禁する、その必要性も、なかなか理解できませんでした。 私たち、やっぱり廃案に持ち込みたい、その道筋をつくりたいという思いは誰よりも強く持っていましたし、国民の不安の声に寄り添いたいという思いも、今、なお持っています。ただ、そうした数の力の中で、われわれの持ち得る選択肢は実に限られています。今、お話しになられたように、徹底抗戦をするということもあるでしょう。あるいは一方で、その私たちの取った数少ない選択の結果によって、時間があっという間に終わってしまうということも想定できるものがありました。 他方で、やっぱりまさか議員立法1つだけで会期を延長するとは、私たちも思っていませんでしたが、徹底抗戦をすることで政府が議員立法、カジノを、これだけのために、国会を延長するのかどうなのかも、私たちは1つ、どこまでお考えなのかも見たいという声があったことも事実で、いろいろな皆さんの意見に耳を傾けながら、限られた選択肢の中で、自分たちの中では、これだという道を選んだということです。 司会:そのほか、いかがですか。はい、それでは。