カマロも生産終了。新車市場から姿を消した人気車5選。打ち立てた価値と今後の行方
けれど、本当にそれでいいのだろうか? クラシックミニ時代にカントリーマンやトラベラーを求めた人は、広さだけでなく、個性でもあった観音開きのバックドアが付いている見た目が好きな人も、多かったんじゃないだろうか。 そういえばBMW製ミニの初代にはカントリーマンは設定されず、2代目の3ドアをベースに、初めて登場したっけ。 新型(第4世代)ミニはBEVが主流になるようだけど、BEVの3ドアミニをちょい伸ばして観音開きドア付きモデルを、今一度検討していただけませんか、BMWさん。
V8のシボレー「カマロ」は“もしトラ”で復活するか!?
アメリカンクーペを代表する一台、シボレー「カマロ」がまさかの生産終了! 1967年に初代が登場して以来、6代続いたその歴史に幕が下りると聞いて、最初は耳を疑った。 しかしよくよく考えれば、これだけSUVが流行していて、BEV時代がやって来ると言われている昨今、6.2LのV8エンジンを積んだ2ドアクーペなんて、そう簡単には売れないのかもしれない。 しかし、改めて見てほしい、この荒々しいルックスを。獰猛な獣のように低く構えるスタンスを。今どき、こんな車のほうが逆に新鮮じゃないか。 また6代目は、直線をバビューンとかっ飛ばすのではなく、ワインディングも楽しめるスポーツカーとしての高い性能も備えていた。
“もしトラ”、つまりもしもあの人がアメリカ大統領になったら、BEV促進政策が見直されると言われているから、もしかしたら存続の可能性があるのかも!? いや、例えBEV時代になっても、ライバルのフォード「マスタング」のように、BEVのマッスルカーとして生まれ変わってくれればいい。 GMも「カマロの物語は終わらない」と言っているので、いずれ新しいカマロが登場するのだろう。それまではアメリカンV8を、在庫限りの新車で味わうか、中古車で楽しんで待っていよう。 籠島康弘=文
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