「『あ、どうしよう』はなくなると思う」なでしこジャパンの進化を実感するMF長谷川唯「経験積めている」
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が5日、パリ五輪メンバー発表前最後の活動となったスペイン遠征を終え、羽田空港に帰国した。同遠征ではパリ五輪出場国のニュージーランドと親善試合2試合を行い、ともに複数得点で勝利(2〇0、4〇1)した。 * * * MF長谷川唯は「チームとして守備の形(4―4―2)で新たなチャレンジをして、エラーもあって、試合中に修正もできた。大事な遠征になったと思う」と振り返った。今回の2試合では3バック、4バックの両布陣をテスト。「内容はまだまだのところもあった」と反省しつつも、チャレンジの姿勢には手応えを語った。 21年東京五輪以降、この約3年半でのチームとしての成長も実感している。「今のほうがより幅広く、よりチャレンジして臨めると思う。本大会で『あ、どうしよう』ってタイミングはなくなるんじゃないかと思います」。 現在のなでしこは、布陣や守備時のプレスのやり方、様々な選手同士の組み合わせなど、複数の選択肢を持っている。だからこその難しさもあり、どのタイミングでどの手を繰り出すのか、ピッチ内でのコミュニケーション力が問われることになる。長谷川は「自分としては、毎試合、相手によってやり方を変えてもいいかなと思う」と語り「同じメンバーでいろんなやり方ができることはポジティブに捉えています」と手応えを口にした。
報知新聞社