宇都宮市でマスコミ倫懇が開幕 人権や災害報道の在り方問い直す
新聞社や放送局などでつくるマスコミ倫理懇談会の第66回全国大会が3日、宇都宮市で始まった。テーマは「もう一度問い直す 私たちの原点」。人権や災害などの課題について、報道の在り方が議題となる。 開催地を代表し、下野新聞の若菜英晴社長は「誰もが情報の発信者となり、虚実ない交ぜの情報が拡散する混沌とした状況だ。マスコミの立ち位置を再構築しなくてはならない」とあいさつした。 昨年の全国大会で検証を続けるとしていた旧ジャニーズ事務所の性加害問題を巡る報道姿勢について、元週刊文春編集長の新谷学さんと元週刊ポスト編集長の坂本隆さんが対談。 4日に申し合わせを採択し閉会する。