マイナ保険証 医師や歯科医 8割近く「トラブルあった」 群馬
群馬県保険医協会は、マイナ保険証の利用状況について、県内の医師や歯科医に行ったアンケート結果を公表し、「トラブルがあった」との回答が8割近くにのぼっていたことがわかりました。 県保険医協会は、今年5月以降のマイナ保険証のトラブルについて保険医1002人に調査を実施し、県内の66の医療機関から回答を得ました。トラブルがあったのは、51の医療機関で全体の77・3%を占めています。 具体的には、「カードリーダーの接続不良・認証エラー」が33件、「名前や住所で●(黒い丸)が表記される」が31件、「資格情報が無効」が28件でした。トラブルの際、どのように対応したかという質問に、「持ち合わせていた健康保険証で資格確認をした」と回答した医療機関が92・2%に上りました。このほか保険証が廃止されることについて、「残すべき」が81・8%、「延期すべき」が10・6%、「延期し残すべき」が4・5%でした。 県保険医協会は、「保険証の廃止は現場のトラブルの原因にしかならない。資格確認できなくても現行の保険証でカバーできるので、決して捨てないでほしい」と呼び掛けています。