【MLB】ドジャースのクレイトン・マカラー一塁ベースコーチがマーリンズ新監督に就任へ 米公式サイト報道
日本時間11月11日、米公式サイト「MLB.com」でマーリンズを担当するクリスティアーナ・デ・ニコラ記者が関係者から得た情報によると、スキップ・シューマッカーが退団したマーリンズの第17代監督にドジャースの一塁ベースコーチであるクレイトン・マカラーが就任することが決まったようだ。マーリンズのピーター・ベンディックス編成本部長は先日、GM会議の期間中に「MLBネットワーク」の番組に出演した際、新監督について「決断を下す日は近い」との見通しを明らかにしていた。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 来月45歳になるマカラーは、ドジャースの一員として10年目のシーズンを終えたところである。直近4年間は一塁ベースコーチを務め、主に走塁面でチームに貢献。2020年のワールドシリーズ制覇の翌年、2021年のオールスター・ゲームにはコーチとして出場した。 今季は大谷翔平とムーキー・ベッツに走塁面の基礎を叩き込むなど、例年以上に存在感を発揮。大谷が前人未到の「50-50」を達成した立役者の1人とも言われており、ベッツは2023年のホームラン・ダービーに出場した際に、打撃投手にマカラーを指名して「今までで一番好きなコーチ」と話していた。 2002年ドラフト22巡目指名でインディアンス(現ガーディアンズ)に入団したマカラーは、現役時代は捕手だった。メジャーでのプレー経験はないが、マイナーでは2005年まで4年間プレー。早々に選手としてのキャリアに見切りをつけ、2007~13年にはブルージェイズ傘下マイナーで監督を務めた経験もある。 父のハワード・マカラーは38年間にわたって様々な球団でスカウトを務めた人物であり、マカラーにとって野球は幼少期から身近な存在だった。マーリンズの新監督に就任することが正式に発表されたあと、次はコーチングスタッフの編成に取り組むことになる見込みだ。一方、マカラーを失ったドジャースも後任の一塁ベースコーチを探す必要がある。